多くの期待が見込める

住宅性能を高める

住宅の性能を高めることに関心が高まっている中、省エネ基準も2013年に定められら新基準がスタンダードとなり、国も省エネ基準の義務化に向けて動き出しています。中小工務店の対応に遅れが見られているものの、今後は断熱についても当たり前の機能となっていくことが予測されます。既存住宅においては、1999年に定められた省エネ基準に沿ってつくられた建物がほとんどになりますが、この基準ではごく一般的な日本の住宅の場合、冬の暖房時は熱が窓などの開口部から48パーセント逃げていき、夏の冷房時には、71パーセントもの熱が開口部から入ってくるのです。開口部のサッシを高めるには窓ガラスのまわりのサッシ部分とガラス部分の性能を同時に高める必要があり、今後はこうした住宅性能を高めることに着目した家づくりが大手だけでなく、中小工務店でも進んでいくことが期待されています。

コストか性能を取る

日本では窓ガラスのまわりの部分にアルミサッシをつかうのが一般的です。アルミニウムが樹脂に比べると1000倍以上、熱が伝導します。夏は熱せられて部屋の温度を上昇させ、冬は結露の原因となるという、本来、窓の開口部にはもっとも不向きな素材なのです。しかし、日本の住宅は経済性重視のため、9割が安いアルミサッシになっているという現状があります。断熱性能を高めるのであれば、窓のサッシには性能の良い樹脂に取り換えるのがいいのですが、ここで注意したいのが、オール樹脂や木製にすると断熱性が高まりますが、コスト的に高くなるので、アルミサッシの内側に樹脂を張り付けたものをあたかも樹脂サッシであるかのように表現しているものを使用してしまうことです。断熱効果がないわけではありませんが、性能的にはアルミサッシに近いものになりますので、性能を高めるのであれば、きちんと施工のできる業者に樹脂を取り付けてもらう方がほとんど結露を発生させない状態にすることができます。